DIN(解放値) 計算ツール

年齢
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ソール幅
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タイプ
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解放値: ---

解放値とは?

解放値(かいほうち)とは、スキー板とブーツをつなぐ「ビンディング」が、どのくらいの力で外れるかを示す数値です。この数値はDIN値(でぃんち)とも呼ばれ、スキーを安全に使うために重要な指標です。

数値が高いほど外れにくく、数字が小さいほど外れやすくなります。解放値はスキー特有のもので、スノーボードにはありません。

解放値を計算し、S-B-B認定整備技術者がビンディングの設定を行います。実際に設定する場合は、解放値と合わせて前圧調整も必要です。

解放値の決まり方

解放値の算出には、日本スキー産業振興協会が作成しているアジャストメントチャートを使います。体重と身長からスキーヤーコードを出し、ブーツのソール幅を元に算出され、最終的に年齢とスキーヤータイプ(レベル)で補正をして値を出します。

子供でも大人でも同じ計算方法です。

●基本項目
・体重:重いほど解放値は大きい数値(外れにくい)
・身長:149cmを超えると高いほど解放値は大きい数値
※体重と身長がチャートの同じ行にない場合は、体重と身長の上の行を使用
・ブーツのソール幅:同じ体重(身長)ならソール幅が大きいほど解放値は小さくなる

●補正
・年齢:10歳未満、50歳以上は算出された解放値を1つ小さくする(外れやすく)
・スキーヤータイプ2(タイプ1.3以外)は算出された解放値を1つ強く(外れにくく)
・スキーヤータイプ3(上級、高速で滑る)は算出された解放値を2つ強く(さらに外れにくく)
・体重22kg未満はスキーヤータイプ3はNG

実際の計算例

実際の計算例01

体重:20kg
身長:120cm
ソール幅:234mm
年齢:9歳
スキーヤータイプ:タイプ1(初心者)
解放値は「0.75」

実際の計算例02

体重:25kg
身長:130cm
ソール幅:251mm
年齢:11歳
スキーヤータイプ:タイプ2(中級)
解放値は「2」

実際の計算例03

体重:45kg
身長:154cm
ソール幅:290mm
年齢:13歳
スキーヤータイプ:タイプ2(中級)
解放値は「4」

解放値は、このようなチャートを使い算出します。ですが、細かいルールがあり、算出をミスすることもあるため、今回の計算機を作成しました。ご自由にお使いください。