代表的なスキーメーカーの特徴

まず、海外・国内のスキーメーカーを図にまとめました。



目 次

ROSSIGNOL(ロシニョール)の特徴

ROSSIGNOL(ロシニョール)は、フランスのスキーメーカーで、レースやモーグル、フリースタイルなど様々なジャンルの板を製造しています。1960年に同社のスキーを使用した選手が、オリンピックで金メダルを獲得し、1998年に長野オリンピックでは、原田雅彦氏と岡部孝信氏が金メダルを獲得しています。


Salomon(サロモン)の特徴

Salomon(サロモン)は、フランスのスキーメーカーです。最初は、スキー板を研磨するブランドでしたが、ビンディングを製造するようになり、その後にブーツの製造、スキー板の製造と広がっていき、世界で始めて、ビンディング、スキー板、ブーツを揃って販売したメーカーです。


ATOMIC(アトミック)の特徴

ATOMIC(アトミック)は、オーストリアのスキーメーカーで、最初はスキー板専門のメーカーでしたが、その後にブーツやビンディングを手がけるようになりました。現在は、アメアスポーツ・グループの傘下です。


HEAD(ヘッド)の特徴

HEAD(ヘッド)は、アメリカのスポーツメーカーです。平昌オリンピックのレーススキーでメダリストの約4割が同ブランドの板を使用していました。また、テニスラケットも有名で、ジョコビッチ選手やシャラポワ選手など多数の世界的に有名な選手が使用しています。


FISCHER(フィッシャー)の特徴

FISCHER(フィッシャー)は、オーストリアのスキーメーカーで、スキージャンプやノルディック、アルペンなど幅広く製造しています。スキージャンプで愛用している選手が多く、葛西紀明選手も使用しています。


elan(エラン)の特徴

elan(エラン)は、スロベニアのスキーメーカーで、自立経営を続けているメーカーです。アルペンで、ワールドカップ通算86勝のステンマルク選手が使用していたことで有名です。また、スキージャンプの高梨沙羅選手も過去に使用していました。


VOLKL(フォルクル)の特徴

VOLKL(フォルクル)は、ドイツのスポーツブランドで、レースからクロスカントリーまで、幅広く製造しています。当初はスキー用品を手がけるメーカーでしたが、現在は、テニス用品やアパレルも手がけるようになりました。


NORDICA(ノルディカ)の特徴

NORDICA(ノルディカ)は、イタリア北部のブランドで、元々は、登山靴やブーツを作るブランドから始まって、その後にスキーブーツや板を手がけるようになったスキーメーカーです。フリースタイルやハーフパイプに強い特徴があります。


BLIZZARD(ブリザード)特徴

BLIZZARD(ブリザード)は、オーストリアのブランドで、1996年に初めてカービングスキーを製品化したことで有名です。近年はIQシステムを取り入れて、多くのアスリートから支持されており、レースやフリーライド、ツーリングなど幅広い種類の板を製造しています。


K2(ケーツー)の特徴

K2(ケーツー)はアメリカのスポーツブランドで、スキーやスノーボード、ブーツやストック、ヘルメットやアパレルまで幅広く扱っています。1984年には、同社の板を使用した選手が、オリンピックで金メダルと銀メダルを獲得しています。


DYNASTAR(ディナスター)の特徴

DYNASTAR(ディナスター)は、フランスのスキーメーカーで、現在はロシニョールが所有しています。アルペンスキーで20個以上のメダルを獲得したアンドレ・オモット選手や金メダリストのトミー・モー選手が使用していました。


小賀坂スキー(OGASAKA)の特徴

小賀坂スキー(OGASAKA)は、長野県長野市のスキーメーカーで、日本人の体型にあった板を製造しています。スキーが日本に伝わった翌年の1912年に創業している歴史のあるメーカーです。最初からプレチューンが施してあって、そのまま滑走できる特徴があります。


Hart(ハート)の特徴

Hart(ハート)は、アメリカのスキーメーカーで、フリースタイルのスキー板が高く評価されています。ソチオリンピックで、遠藤尚選手や村田愛里咲選手が使用していました。


ブルーモリス(Bluemoris)の特徴

ブルーモリス(Bluemoris)は、青森のスキーブランドで、和柄のデザインが有名です。種目やスタイルによってブランドを使い分けており、フリースタイルのStrictly(ストリクトリー)、フリーランの白神(ビャクイン)、オールランドのReIsm (リィズム)などがあります。スキー以外にスノーボードを手がけています。


スワロースキー(Swallow)

スワロースキーは長野県にあるスキーメーカーです。1950年に創業し「適正な商品を適正な価格で」を企業テーマに、製造から卸業まで行っています。ジュニアスキーには、男の子向けデザインの「ドライブワン」、女の子向けデザインの「リトルチャーム」があります。上級者向けにはZUMA(ツマ)などのシリーズも取り揃えています。


カザマ(KAZAMA)

カザマは1997年に倒産し、スポーツショップのアルペンがカザマブランドだけ買取りプライベートブランドになりました。そのため、今でもジュニア向けスキーとしては多く出回っています。また、他の事業はカザマの元社員が「KEI-SKI」というブランドで引継ぎました。


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