スキー・ブーツケースの種類と選び方

レッスンや家族でスキー場に行くときはケースに入れずにそのまま車に積むこともできますが、スキー場への送迎バスを利用したり、学校に持って行く場合はケースが必要となります。

スキーケース・ブーツケースには様々な形状がありますので、お子様の年齢や使用頻度などを考慮して、扱いやすいものを選ぶようにしましょう。

目 次

スキーケースの種類

1台収納用

1台収納用は最も一般的なタイプで、その名の通りスキー板を1台入れることができます。学校の授業で使用する場合は、この1台収納用のスキーケースを用意しましょう。

ジュニア用ケースと大人でも使えるスタンダードなケースがあり、ジュニア用は開閉口が大きく、生地が余らないように設計されていることが多いので、子供自身で板とストックの出し入れがしやすいのがメリットです。また、大人のショートスキーケースとしても使用できます。

子供の身長が約160cm以上で板の長さが150cmを超える場合は、ジュニア用ではサイズが合わなくなるため、子供の成長によっては大人用のケースが必要です。大人用は一般的なもので150cm~190cmまでの板が収納でき、生地の長さが余る部分を折りたたんで固定できる商品もあります。

2台収納用

2台収納用は、スキー板を2台入れられるケースです。ご家族やご友人などと2人でスキーに行く場合や、複数の板を使い分けたいという方にオススメです。

1台収納用に比べて重量は増えますが、2台収納用はキャスターが付いているタイプもあるため、キャスター付きのケースを選べば移動もしやすくなります。

その他にも、数は少ないですが3台収納・4台収納できるケースもあります。本格的にスキーに挑戦したい方や、複数人でスキーに行く機会が多い方は3台収納・4台収納用も検討してみるといいでしょう。

オールインワンタイプ

オールインワンタイプとは、スキー板やストックだけでなく、ブーツ、ウェア、ゴーグルやグローブなどの小物まで全てを収納できるケースのことです。

ケース内部にポケットが付いており、スキーに必要な用品を個別に収納できるため、出し入れがしやすく機能面にも優れています。また、用品全てを収納するので重量はありますが、ほとんど商品はキャスター付きなので持ち運びもしやすいです。

オールインワンタイプであれば荷物をひとつにまとめられるので、電車移動の場合も便利ですし、飛行機やバスツアーなどで荷物を預ける際も荷物がバラバラになってしまうといったことがありません。

さらに、スキー場へスキー用品を郵送したい場合も、荷物をまとめて送る方が送料を抑えられるのでオールインワンタイプがオススメです。

ブーツケースの種類

手さげ・肩掛けタイプ

最もポピュラーなのが、手さげタイプのブーツケースです。また、手さげと肩掛けどちらもできるケースもあります。

次にご紹介するリュックタイプに比べて価格が安めで、手に入りやすいのが特徴です。ただ、小学校高学年であれば問題ないかもしれませんが、低学年・中学年くらの場合は手さげタイプだと持ち運びがしにくく、不便に感じる可能性もあります。

バックパックタイプ

バックパックタイプとは、リュック式のバッグのことです。背負って運べるので両手が自由に使え、利便性が高いのが特徴です。

ブーツのみ入れられるシンプルなものから、ブーツとヘルメットが入るもの、さらにウェアや小物も収納できる大容量タイプがあります。また、商品によってはサイド部分にスキーを取り付けられるようになっているバックパックもあります。

学校の授業でスキー場に行くときは、ブーツケースにタオルやお弁当、飲み物などを入れて移動するため、リュックタイプであれば子供でも扱いやすくオススメです。

ケースを選ぶときのポイント

機能性を確認する

ケース類は雪の中でも使用するため、防水性は必須です。防水性が高いものはお手入れもしやすいメリットがあります。基本的にケース類は防水加工が施されていますが、口コミや製品の詳細もチェックしておくと安心です。

また、収納の多さやキャスターの有無などによっても使い勝手は変わってきます。長時間持ち運びする場合や、重いものが持てるか不安という方はキャスター付きであれば移動もラクです。

学校の授業で使用するためのケースをお探しの場合は、防水性の高さと開閉口の大きさを確認し、子供一人でも板やブーツが出し入れしやすいかを考慮して選ぶのがいいでしょう。

移動手段を考える

スキー場への移動手段もケースを選ぶうえで重要なポイントです。

例えば、自家用車やレンタカーに荷物を積んで向かう場合は、トランクや後部座席に収まる1台収納用または2台収納用が適しています。オールインワンタイプはサイズが大きめのものが多いため、自家用車などに乗らない可能性もあります。

一方で、飛行機やバスツアーを利用する際は、大きめの荷物も積むことができるため、オールインワンタイプや複数台収納できるケースが適しています。自分の荷物を受け取る際に、すべての荷物が降ろされるまで時間がかかることもあるので、飛行機やバスツアーではできるだけ荷物の数を少なくするのが望ましいです。

ただし、飛行機の場合は、機内持ち込み荷物と預け荷物のサイズや重量には制限があるため、事前に航空会社の規定を確認しておく必要があります。

電車などの公共交通機関で移動する場合は、移動がしやすいように荷物をまとめられるオールインワンタイプや持ち運びがしやすいキャスター付きケース、両手が塞がらないバックパックタイプがオススメです。

まとめ

スキーケース・ブーツケースにも様々な種類があるため悩まれるかと思いますが、学校の授業で使用する場合は1台収納用ケースと、ブーツや小物が入れられるブーツケースを揃えれば問題ありません。

その際、ケース類は毎年買い替えるものは無いので、板のサイズが長くなっても使えるか?子供でも持ち運びしやすそうか?など、今後の成長や使用頻度などを考えて選ぶことが大切です。

また、ご家族やご友人などと複数人でスキー場に行く機会が多い方や、バスや電車を利用する予定がある方は、オールインワンタイプやバックパックタイプなどのケースがあればより快適に持ち運びができるようになるでしょう。

ARU-アル-ではジュニア用のスキーケースとブーツケースの販売も行っているので、実際に現物を見てサイズや使用方法などをご確認いただけます。ブーツケースに関しては手さげタイプと、お弁当専用ケースが付いたリュックタイプの2種類を用意しています。

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