スキー授業当日の持ち物や流れ

目 次

スキー用具を持って行くタイミング

小学校の場合

スキー授業は冬休み明けに行います。冬休み明けからスキー授業が始まるまでは約1週間前後で、スキー授業の数日前までに板・ストック・ブーツをそれぞれケースに入れて学校に持ってくるよう指示があります。

低学年の場合は保護者が学校まで運ぶこともありますが、基本的には子供自身で、登校日に授業道具などと一緒に学校まで持って行きます。また、小学校のスキー授業でゴーグルやヘルメットなどを使う人は少ないですが、必要な場合はブーツケースの中に一緒に入れておきます。

板・ストック・ブーツすべてを同じ日に持って行くのは重量もあり、ケガに繋がる恐れもあるため、「板・ストック」と「ブーツ」で2回に分けて持って行くようにしましょう。学校によっては、3学期の始業式の数日前にスキーの搬入を許可している所もあります。

学校に一度持って行った後は、スキー授業が終わるまで空いている教室で保管されます。全生徒のスキー板やブーツが並んでいるので、取り違えがないようにケースや用品には必ず名前シールを貼るなどの準備が必要です。

中学校・高校の場合

中学と高校の場合は、学校の校庭でのスキー授業は無く、スキー場に2回程行きます。

スキー用品に関しては、スキー場に行く当日に直接、家から学校などの集合場所に持って行くのが一般的です。学校によっては、前日までに学校に持って行くことができることもあります。

学校の校庭でスキー授業を行うときの持ち物と流れ

学校の校庭でのスキー授業は、通常授業の時間割の中から体育の時間を2時間利用して行います。当日はスキーウェアを着て登校し、通常の授業道具の他に、スキーで使うグローブや帽子、タオルも持って行きます。

小学校1、2年生はスキーの着脱の練習から初め、その後はスキーブーツで歩いたり、平坦な場所を滑りながら歩くなどの練習を行います。3年生以上になると、板を付けた状態で雪山を上ったり、実際に雪山の上から滑る練習を行います。

学校でのスキー授業を行う際は通常通り給食もあるため、スキー用品以外に用意するものは特にありません。また、下校時間も変わりません。

スキー場に行くときの持ち物と流れ

小学校3年生以上はスキー場での授業も行います。また、中学生・高校生はスキー場での授業のみ実施されます。

スキー場に行くときもスキーウェアを着て登校し、学校に置いてある板・ストック・ブーツをバスに積んでスキー場まで移動します。前述のように、中学生・高校生の場合は学校でスキー用品を保管せずに、スキー授業の度に家から持っていくのが一般的です。

また、特に着替える時間などは無く、スキー場に着いたらすぐに授業が始まるため、ウェアの中に着るインナーや靴下なども着用した状態で登校します。中学生・高校生は、学校指定のジャージを着るよう指示されることがほとんどです。

持ち物に関しては学校から指示がありますが、板・ストック・ブーツの他に、主に以下のようなものを持って行きます。

・グローブ
・帽子
・お弁当
・水筒
・タオル
・ハンカチ
・テッシュ

また、必要な場合は次に挙げるものも持って行きましょう。

・ゴーグル
・ネックウォーマー
・車の酔い止め薬
・替えのグローブ
・カイロ
・お弁当を食べるときに使うレジャーシート
・昼食がお弁当ではない場合は昼食代
・ご自身のシーズン券

学校からスキー場までのバスの移動距離は30分~1時間程です。もし車酔いするする場合は、当日の朝に酔い止め薬を飲ませておき、帰りの分の薬も子供に持たせておきます。

昼食代に関しては中学生・高校生が当てはまり、学校によってはレストランや売店で購入したご飯を食べることがあります。シーズン券を持っている場合は、そのシーズン券を使える可能性があるため、事前に学校へ確認しおくようにしましょう。

また、お弁当や水筒など上記に挙げた持ち物は、基本的にブーツケースに入れて持ち運ぶことになるため、学校に向かうときは小さめのバッグや袋などに入れて行きます。

スキー場での授業が終わったらバスで学校まで戻り、14時~15時頃に下校となります。

スキー授業が中止になった場合

学校の校庭でのスキー場が中止になった場合は、通常の体育授業を行います。

スキー場に行く場合は、前日に教科書などの授業道具を置いて帰るため、スキー授業が中止になったときは学校で通常の授業を行います。その際、給食は出ませんのでお弁当は必須です。

悪天候だとしても学校から特に指示がない場合は、天候にかかわらずスキー場に行く準備はしておきましょう。もしスキー授業が中止になったときは、別日に改めて実施されることがあります。

スキー授業の前に行っておくべきこと

着脱の練習

小学校低学年の場合はスキー板・ブーツの着脱練習から始まりますが、3年生以上になってくるとスキーの着脱ができることを前提に授業が進んて行くので、初めてスキーをする方や子供1人で着脱できるか不安という場合は、事前に公園などで練習しておきましょう。

ウェアやグローブなどの着脱に関しては、子供だけでもできるようにしておく必要があります。また、板・ストック・ブーツをケースから1人で出せるかを確認しておくことも大切です。

スキー用品のチェック

板・ストック・ブーツは、学校へ持って行く前に不備が無いかをチェックしましょう。ブーツのサイズは問題ないか?名前の記名があるか?などを確認します。

また、板の滑走面に雪が付いてしまう場合は、ワックスを塗っておくとスムーズ滑れるようになります。その他にも、グローブに防水スプレーをかけたり、ゴーグルに曇り止めを塗るなどの準備も必要です。

体調管理

小学生くらいの子供の場合は体調を崩しやすいため、しっかりと生活リズムを整えておくことが大切です。特にスキー場に行く場合は体力が必要となるため、睡眠を十分にとり、朝ご飯もきちんと食べるようにしましょう。

また、高校のスキー授業は欠席してしまうと単位にも大きく関わるため、日頃から体調には気を付けましょう。もしケガなどが理由でスキーができない場合は、事前に学校にその旨を伝えておけば、学校での自習や課題提出などを行うことで単位を落とさずに済むでしょう。

スキー授業に関する疑問

スキー場での授業にかかる費用は?

授業でスキー場に行く際の費用は学校によって変動しますが、おおよそバス代1,500円~3,000円+リフト代700円~1,000円、合計2,200円~4,000円程かかります。

バス代は参加した生徒の数で割って一人当たりの費用を算出するため、欠席者が多くなると予定よりも金額が上がることがあります。費用はそのシーズンのスキー授業が全て終わってから一括で集金します。

スキー授業では誰がスキーを教えるの?

スキー授業では外部から講師がくるといったことはなく、基本的には学校の先生たちがスキーを教えます。校庭の雪山で行う場合は各クラスの担任の先生、スキー場で行う場合は担任の先生とその他の先生たちを含めた複数人で授業を進めていきます。

スキー場では、生徒のスキーのレベルにあわせて3グループ程に分かれ、学校にもよりますが1グループあたり先生は1~2人程度つきます。

スキー授業のボランティアとは?

多くの学校では、スキー授業が始まる前に保護者の方に向けてボランティアを募集します。ボランティアの方が行うのは、主に以下の内容です。

・スキー用具の運搬補助
・スキー用具着脱の補助
・列の最後尾から滑って生徒の補助をする
・一緒に滑走して転んだ生徒を補助する
・リフトの乗降に不安がある生徒を補助する
・見学者の対応
・トイレの付き添い

当日はスキー場に現地集合もしくは子供たちと同じバスに乗って移動し、ボランティアの方は大きく分けて滑走時の補助とゲレンデ下での対応を任されます。

生徒と一緒に滑って補助する場合は、高いスキー技術が必要というわけではありませんが、ご自身でスキー用品一式やウェアを用意しなければなりません。ボランティアの方のバス代とリフト代は無料です。

スキーができない方でも参加可能で、その場合は用品の準備、見学者や途中でトイレに行きたくなった子の対応などを行います。

注意点として、ボランティアの参加人数によっては、ご自身のお子様とは別の学年のボランティアをお願いされることがあります。また万が一、ボランティアの方がケガをした場合は、学校側が加入している保険が適用されます。

まとめ

小学校の場合は板・ストック・ブーツが学校で保管されているため、校庭でのスキー授業の際はスキーウェアを着て登校し、教科書などの授業道具と併せてスキー用のグローブや帽子、タオルなども持って行きます。

そしてスキー場に行くときは、一日かけてスキー授業を行うので、お弁当や水筒も持参しなければなりません。

中学・高校の場合はスキー場での授業のみで、基本的にその都度スキー用品を全て持って学校などの集合場所に行くことになります。昼食に関しては、お弁当を持っていたり、お昼ご飯が用意されていたり、レストランを利用したりと学校によって様々です。

いずれにせよ、学校だよりなどで必要なものや服装についての連絡はあるため、まずは指示されたものが揃っているかを確認するようにしましょう。

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