子連れスキーで必要な持ち物は?あると便利なグッズも紹介

目 次

子供のスキー場デビューは何歳から?

スキー場の利用に年齢制限はありません。スキーをせずにソリ遊びやおもちゃで雪遊びができる幼児向けスペースを設置しているスキー場も多いです。

スキーを行う場合は、スキーブーツのサイズが一番小さいもので15cmのため、目安としては早くて3~4歳頃からスキーができるようになります。

ただ、スキー場で行っているスクールに行くことを検討している方は、スクールによっては年齢制限が設けられている場合もあるので、事前に詳細をホームページなどで確認しておくようにしましょう。

当日の服装

スキーをする際の基本的な服装として、温かく動きやすいものを着て行くことが大切です。また、家やホテルからスキー場までの移動時間も考えて、締め付けの少ないリラックスできる服装を選ぶといいでしょう。

トップス

トップスは、肌着と肌着の上に着るインナーを準備し、インナーの上からスキーウェアを着用します。

肌着を選ぶ際は、薄手で速乾性のあるポリエステルやウール素材のものがオススメです。氷点下の中でもスキーをしていると汗をかくので、綿などの乾きにくい素材は向いていません。

肌着の上に着るインナーは、防寒対策のために保温性のあるフリースやパーカーが最適です。着脱がしやすいように前開きの服を着るようにしましょう。

また、休憩所やレストランなどではフリースも脱ぐ可能性があります。その際に肌着だけになるのに抵抗がある人は、肌着とフリースの間にTシャツを着ておくと安心です。

ボトムス

ボトムスもトップスと同様に、インナーには速乾性や吸湿性のあるタイツを着用し、その上から温かく伸縮性があるスウェットやジャージなどを履きます。

タイツはスポーツ用のものが望ましいですが、用意できない場合は厚手のタイツや足首まで長さのあるレギンスでも問題ありません。

また、スウェットやジャージなどはスキーブーツの中に入れることになるため、オーバーサイズや裾がかさばるものではなく、足首周りがスッキリしているものを選ぶといいです。

スキーウェア

スキーウェアは、防水性・保温性・透湿性に優れたものがベストです。寒さやウェア内の蒸れは、スキーを楽しめなかったり、体調を崩す原因となります。

特に初心者や子供の場合は転ぶ回数が多く、スキーウェアが雪で濡れてしまう状況も考えられるので、デザインだけではなく性能もしっかりとチェックすることが大切です。

子供のスキーウェアには、上下が繋がっているタイプもあります。スキーで転んだり、雪遊びをしてもウェアのトップスとボトムスの間から風や雪が入ってこないので、子供も思い切ってスキー場を楽しむことができます。

ただ、トイレに行きづらいというデメリットもあるため、子供の成長に合わせて選ぶといいでしょう。

靴下

靴下は、保温性のある厚手のハイソックスを選びます。スキー用の靴下を履くのが理想ですが、無い場合でも足元が冷えないように厚手のものを履くようにしましょう。

靴下の長さに関しても、通常の靴下のような足首までしか長さがないものは、ブーツを履いたときに擦れて痛くなることもあるため、膝下まで長さがあるものがオススメです。

スノーシューズ

普段から履いている冬靴や、子供の場合は雪遊びで使っている靴でも問題はありませんが、スノーシューズを履いていくとより快適に過ごせます。

スノーシューズは雪の日に使うことを前提に作られているので、通常のブーツよりも滑りにくい特徴があり、駐車場からスキー場まで移動する際なども、転んだり水が染みてくるといった心配がありません。

子供とスキーに行くときの必須アイテム

スキー一式

まず板・ブーツ・ストックの一式です。板は自分の身長や体重に適したものを選ぶことが大切です。体型に合っていない板を使うと滑りにくかったり、転倒時にケガに繋がる恐れがあります。

ブーツを準備する際も事前に試し履きをして、足が痛くならないか、滑走時に足がブーツの中でズレたりしないかを確認しておくようにしましょう。

ストックに関しては、小学生以上であれば必須ですが、幼稚園児くらいの小さなお子様の場合はストック無しのほうがバランスが取りやすいこともあり、ストック自体を使わないこともあります。

また、大人でも「子供にスキーを教えるときにストックが邪魔になって、結局使わなかった」というパターンもあります。ただ、ストックはそこまで場所を取るものではないので、いつもストックを使っていない等の理由が無い限り、板やブーツと併せて持って行くのが無難です。

ヘルメット・帽子

防寒対策や転倒時のケガ防止として、ヘルメット・帽子は重要です。滑っている最中に転んだり、周囲で滑っている人が接触する恐れもあるため、安全面に関してもしっかりと準備しておく必要があります。

大人でヘルメットを着用している人はあまりいませんが、お子様にはヘルメットを被らせておいたほうが安心です。

ヘルメットだと身近なものでは自転車用のもありますが、自転車用は耳が隠れておらず、通気性も高すぎてスキー場では非常に寒いです。自転車用とスキー用では作りが違いますので、必ずスキー専用のもを用意するようにしましょう。

また、帽子を被る場合は特に専用のものがあるわけではありませんが、脱げないようにしっかりと頭にフィットしたもので、温かく耳まで覆えるニット帽などが適しています。

ゴーグル

スキー場は天候が変わりやすく、急に雪で視界が悪くなったり、晴れて眩しくなることもあります。その際、視界を確保して安全に滑るためにもゴーグルは必要です。

さらに、転倒時や他者との接触時に目のケガを防止したり、紫外線から目を守る役割もあります。

グローブ

防寒のためにもグローブは必需品です。

特に子供は大人よりも雪に触る機会が多いため、防水性の高いものを選ぶことが重要となります。手袋が濡れるとスキーや雪遊びに集中できなくなる可能性もあるため、万が一に備えて予備の手袋も用意しておくと安心です。

また手袋の形も様々で、5本指タイプ、3歩指タイプ、ミトンタイプなどがあります。小さいお子様の場合は5本指タイプを嫌がったり、うまく着用できないケースも多いので、そのようなときはミトンタイプがオススメです。

反対に、年齢が上がってくるとミトンタイプでは手が動かしにくく嫌がる子も増えるため、5歳頃からは5本指タイプを選ぶといいでしょう。

身分証・保険証

スキー場でレンタルを希望する場合は、身分証明書が必要となります。また、万が一ケガをした場合はそのまま病院に行くこともあるため、保険証も持っていくようにしましょう。

リフト券ケース

ウェアにリフト券を入れる専用のポケットが付いていれば必要ありませんが、付いていない場合はケースも用意しておきましょう。

専用のポケットやケースを使わずにただポケットに入れておくと、水でべちゃべちゃに濡れてしまったり、紛失する可能性があります。

絆創膏・薬

滑っている最中は気が付かずに、擦り傷や靴擦れなどが出来ていることがあります。さらにスキー場はとても寒いため、頭痛や腹痛など体調不良を起こしやすい環境とも言えます。

そのため、ケガや体調不良に備えて絆創膏や常備薬も用意しておくと安心です。

小銭入れ

ロッカーや食事、飲み物など、スキーをしているときでも現金が必要となる場面があります。その際に車やロッカーに戻らなくてもいいように、小銭入れを身に着けておくと便利です。

着替え

子供と一緒にスキー場に行く場合は、子供用の着替えは必須です。スキーで汗をかいたり、雪で濡れてしまうため、上下の服・下着・靴下を持って行くようにしましょう。

着替え一式となると荷物もかさばりますが、スキー場で急遽衣類を購入することはできません。スキーをしている間は、ロッカーや車に置いておけば大丈夫です。

もちろん、大人の場合も着替えがあれば快適に過ごせますし、思い切りスキーを楽しむこともできるので用意しておくと便利です。

ポケットティッシュ・ハンカチ

スキー場は寒いので、鼻水が出てしまう場合もあります。特に子供は寒さで鼻水を垂らすことも多いので、ティッシュは多めに持って行くと安心です。

また、ハンカチもケガをしてしまったときやトイレで手を洗うときなどに使えます。

タオル

スキーで汗をかいたり、雪で濡れたときにタオルを使用します。また、スキー用品や雪遊びで使うおもちゃなどを片付ける際にも水気を拭くのに役立ちます。

ビニール袋

着用済みの服や濡れたグローブや靴下などをビニール袋に入れておけば、他の荷物が汚れたり、濡れしまうこともありません。

あると便利なアイテム

小さめのバッグ

スキー場では大きめのリュックや荷物はロッカーに預け、リフト券ケースや小銭などはウェアのポケットに入れたり、パスケースなどを使うのが一般的です。

しかし、子供も一緒の場合はどうしても手持ちの荷物も増えてしまうため、小さめのボディバッグがあると便利です。両手が塞がらずに、雪が染みてこないように防水性があるバッグが適しています。

ネックウォーマー・フェイスマスク

首回りや顔も冷えるため、防寒対策にネックウォーマーやフェイスマスクを着用するのもオススメです。フェイスマスクは日焼け予防にも役立つので、寒さや日焼けが気になる方は用意しておくといいでしょう。

ただし、マフラーは風で外れやすいのでNGです。さらにリフトなどに引っかかったり、滑走中に首を締め付けてしまうなどの危険性もあります。

ゴーグルの曇り止め

天候によっては、ゴーグルが曇って視界が悪くなってしまうこともあります。そのまま滑っていると事故に繋がる恐れもあるので、安全にスキーを楽しむためにも曇り止めのスプレーやクリームを持って行くと安心です。

防水スプレー

基本的にウェアやグローブなどは防水加工がされていますが、長く使っていると防水性が失われて雪で濡れたり、中まで水が染みてきてしまう可能性があります。

ウェア内部まで濡れると不快感や体温低下の原因にもなるため、あらかじめ防水スプレーを吹きかけておくといいでしょう。

日焼け止め

山の上は非常に紫外線が強く、直射日光だけでなく白い雪に反射した紫外線も受けることになるため、雪焼け対策として日焼け止めを用意しておくのが望ましいです。

雪焼けは夏場の日焼けよりも黒くなったり、シミができやすいと言われているので、こまめに塗り直せるようにウェアやボディバッグに日焼け止めも入れておくようにしましょう。

リップクリーム

スキー場は乾燥するので、リップクリームを持って行くといいでしょう。紫外線も強いので、UVカット効果があるものがオススメです。

雪遊びグッズ

子供は気まぐれなので、スキーに興味を持ってくれなかったり、途中でスキーに飽きてしまったりする可能性もあります。そのような時に雪遊びグッズがあると、子供も楽しんで雪に触れてくれます。

スキー場でソリやおもちゃのレンタル・販売を行っていることも多いですが、わざわざ費用をかける程でもないとお考えの方は、普段から使っているおもちゃを持って行くといいでしょう。

子供用のおやつ・飲み物

大人だけであれば状況に合わせて休憩やレストランで食事することができますが、子供が一緒の場合はぐずったりなどして、なかなか思い通りにはいかないものです。

そのため、子供が疲れていたり、お腹が空いている時にすぐに出せるように飴やチョコなどのおやつを持っておくと安心です。また、子供用の飲み物を持って行く際は、荷物にならないように小さめの水筒を使用するのがいいでしょう。

カイロ

寒さ対策としてカイロは有効的です。張るタイプ・張らないタイプそれぞれ複数個持って行くといいでしょう。

スマホケース・ストラップ

家族と連絡を取ったり、子供の写真を撮るときなど、スマホを出し入れする場面も多いかと思います。そのため、防水性のあるスマホケースを用意しておくと安心です。

また、誤って雪の中にスマホを落としてしまわないように、首から下げられるストラップやウェアに繋げられるチェーンを使うのもオススメです。

カメラ

「せっかくスキーに来たから写真を撮りたい」という方は多いでしょう。

スマホで撮影でも問題はありませんが、スマホの使用回数が多くなると紛失や故障のリスクも高くなります。さらに、寒い中ではスマホの充電の減りも早くなるので、もし何かあったときに連絡が取れなくなっては危険です。

あらゆる可能性を考えてスマホとは別に防水機能のあるカメラも用意できれば、思い出もしっかりと残せますし、より安心してスキーを楽しめるでしょう。

子供とスキー場に行くときに気を付けること

安全面に気を配る

スキー場は危険が多い場所とも言えます。転倒によるケガだけでなく、周りを滑っていた人が追突してくる可能性もあるので注意しなければなりません。

保護者の方がしっかりと見守るのはもちろんですが、お子様にも「スピードを出しすぎないようにする」「他の人の板を触らない」などゲレンデでのマナーを話しておくことも大切です。

また、寒さや遊び疲れで体調を崩す可能性もあります。楽しさで遊び続けてしまう子もいると思いますが、できるだけ定期的に室内で休憩するように心がけましょう。

無理にスキーをさせずに子供向けのスペースを活用する

各スキー場には、子供向けのコースや雪遊びができるスペースなどが設けられています。

せっかくスキー場に来たのでスキーをしてほしいと思いますが、無理してスキーをさせようとするとスキー嫌いになってしまうこともあります。

そのため、子供がスキーに集中できない場合は、雪遊びやソリ遊びができるキッズスペースを活用したり、子供のペースに合わせて休憩するなど工夫してみるようにしましょう。

スキー場によっては託児所が設置されている所もあるので、子供と一緒にスキーができるのか不安という方は、事前にスキー場のホームページで利用条件などをチェックしてみてください。

まとめ

スキー場に行くときは、基本的にはスキー用品の他にタオル、日焼け止めグッズ、防寒対策グッズなどを持って行きます。さらに、子供が一緒の場合は着替えや子供が遊べるおもちゃなども必要になるため、普段のお出かけよりも荷物が多くなります。

準備も大変で、子供がスキーをしてくれるか心配という方もいるかと思いますが、スキー場でレンタルできる道具や子供向けのスペースなどもありますので、ぜひ活用してみてください。

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